冷たい手を温めるセルフケアのツボ
2月3日は節分、季節が冬から春に代わる節目の日になります。冬から春への変化のタイミングを特に節分と呼んでいるのは、環境だけではなく、身体の内でも大きな変化が起きる頃だと考えるからです。
冬の時期は身体を温め、休める(蓄積する)事を大切にしますが、春は貯めていた体内の物を外に出す働きが強くなる「動く」季節になります。気(身体を動かすエネルギー)が上がりやすくなり、頭痛や眼のトラブルなど、身体の上部に症状が出やすくなる傾向があります。手足などのツボを刺激して、上ってしまっている気や熱を抹消に行き届かせる事が大切です。
手が冷えやすい方のセルフケアのツボ
井穴(せいけつ)
→各指の爪の生え際の両脇にあるツボ。爪の生え際にはそれぞれツボがあり、まとめて井穴(せいけつ)と呼ばれています。
井戸から水が湧き出るかのように、気(身体を動かすエネルギー)が全身に流れ込む出発点になる場所なので、手はもちろん、身体全体を温まりやすくしてくれます。
八関(はっかん)
→指と指の間にある水かきの部分にあるツボ。指先に血液が届きやすくなるように、挟み摘まむように刺激します。
※「痛いけど気持ちがいい」くらいの強さを目安に、10秒間ツボを刺激しましょう。