乾燥した空気は「肺」の働きを弱らせる 2024 9/18 身体や鍼灸のこと まとわりつくような湿気が少しずつ薄れ、朝晩は特に空気の乾燥を感じるようになってきました。秋は肌や髪、口が渇きやすくなるだけでなく、乾いた空気が体内に入り込み「肺」にダメージを与えるため、咳・痰などの呼吸器系の症状が起こりやすくなります。 東洋医学では、秋に起こりやすい肌の乾燥、痒み、空咳(からぜき)などのトラブルは、空気の乾燥である「燥邪(そうじゃ)」によるものだと考えます。空気が乾燥してくると、呼吸によって燥邪も一緒にとり込んでしまうため、「肺」が最も影響を受けてしまいます。「肺」が乾燥し、熱を溜め込んでしまうと、咳や痰だけではなく、喘息などの症状を誘発します。 「肺」のトラブルが起こりやすい秋には、「肺」を潤す効果がある旬の味覚がおすすめです。 ●果物→梨 ●野菜→レンコン、サツマイモ、山芋、ゆり根など。 寒い冬を迎える前に「肺」に潤いを与えてくれる食材と、免疫力をアップさせる鍼灸治療で身体を整えておきましょう。 身体や鍼灸のこと 夏にも起きる自律神経の乱れ 秋 ~季節の変わり目にからだに起きていること~ 関連記事 エアコンの冷気が不調の原因に? 2025年8月30日 梅雨の「なんとなく不調」、その原因は? 2025年6月26日 鍼の治療中に感じる「響き」とは? 2025年5月23日 鍼灸とは?歴史・日本での進化をわかりやすく解説 2025年4月9日 初めて鍼灸を受ける方へ 2025年3月13日 鍼灸マッサージにはこんな効果も。心身のバランスを整える3つのポイント 2025年1月8日 年末年始の疲れは鍼灸治療でリセットしましょう! 2024年12月4日 冷えと体調不良 2024年11月20日