鍼の治療中に「響き」を感じた事はありますか?鍼治療の時に起きる独特な反応のことで、多くの方が「ズーンと重い」「じんわり広がる」「痛気持ちいい」といった感覚を体験します。

 

鍼が体内の神経線維を興奮させ、それが脳に伝わることで響きが生じます。脳内からは、鎮痛物質が分泌され、痛みの軽減やリラックス感が得られるようになります。筋肉や筋膜の緊張が解消され、柔軟性の向上や、血管が拡張による血流促進される効果もあらわれます。

 

 

響き[ 鍼の刺激 ]が起きる

身体を走行する[ 神経線維(C線維・Aδ線維) ]が興奮する

その興奮が[ ]視床・脳幹などに伝わる

鎮痛物質[ エンドルフィン・セロトニン ]が分泌される

[ 痛みの軽減 & リラックス効果] 筋肉や筋膜の緊張解消・血管拡張による血流促進が起きる

 

 

東洋医学では、「気の流れが整うサイン」とされ、滞っていたエネルギーが巡ると考えられています。

「響き」は不快なものではありませんが、感じ方は人それぞれ。苦手に感じたら遠慮せず、ご相談ください。適切な調整をすれば、不快な感覚を感じずに鍼治療が受けられます。