二十四節気の「大暑」を迎え、暑さもいよいよ本番です。

 

夏は暑さだけではなく、『冷え』により体調を崩してしまうという事もよく起こります。一日中冷え切った部屋で仕事をしている、湯船につからず、シャワーでお風呂を済ませている、冷たい食べ物・飲み物を取り過ぎてしまっている、身体を動かす機会が減っている….など、知らず知らずのうちに体を冷している事がよくあります。

 

キュウリ、トマト、ナスなどの旬を迎える食材は、夏の食卓にもよく並ぶものですが、水分を多く含み、体の熱を冷ましてくれる効果があります。冷えが気になる時には、葱・生姜・ニンニクなどの体を温めてくれる香味野菜もうまく使いながら、体が冷えすぎないようにコントロールしましょう。

『夏冷え』対策に。心掛けて欲しい生活習慣

①常温のものを摂るように意識する

冷たいものの飲食が続いている時には、前後に温かいものを摂るように心掛けましょう。

②日常生活に軽い運動を取り入れる

夏は体内でエネルギーが作られる季節。冷房の効いた室内、少し気温が下がった朝夕などの時間帯をみつけて軽く汗をかく程度の運動を行いましょう。「いつもより階段を使ってみる」「電車やバスでは座らない」などでもいいと思います。

③衣類で温度差を防ぐ工夫をする

冷たい風を浴びすぎると冷えによる体調不良の原因になります。長い時間、直接肌に当たらないように服装による温度コントロールが大切です

④ぬるめのお風呂につかる習慣をつける

シャワーだけだと体は温まりません。熱いお湯浸かると自律神経が刺激され寝つきが悪くなることがあります。40℃前後の湯船に10分程度つかると、副交感神経が優位になりリラックスでき、寝つきもよくなります。

 

夏の疲れは次の季節の体調にも影響があります。疲れた身体のメンテナンスは忘れずに行いましょう。