冷えの治療によく使われる三陰交(さんいんこう)。消化吸収・水分代謝・生理機能にかかわりのある三本の経路が交わる点にあるツボでです。東洋医学では冷えの原因を消化吸収力の低下(食事をしても十分な熱が作り出せない)、水分代謝の低下(余分な水分が身体を冷やす)、生理機能の低下(内臓にいつもの元気がない)と考えます。一つでも思い当たる症状のある方は「温活」を始めてみませんか。
内くるぶしの一番高い所に小指を置き、指幅四本分上がったところに三陰交があります。表面が周りよりも凹んでいたり、押すとズーンと響く痛みがあるかもしれません。それがわからなくても、ツボは500円玉くらいの範囲で存在するといわれてるので、大まかに取穴できれば大丈夫。お灸がなければ、カイロや足湯で温めてもOK。一番大切なのは継続することです。