鍼灸とは?歴史・日本での進化をわかりやすく解説
投稿日 : 2025年4月9日
最終更新日時 : 2025年4月17日
投稿者 : keiko
カテゴリー : 日々のできごと
鍼灸は、数千年の歴史を持つ東洋医学の一つであり、現在も世界中で広く活用されています。その起源は古代中国にさかのぼり、紀元前200年ごろに編集されたとされる医学書『黄帝内経』に、経絡やツボを刺激する治療法として記録されています。
日本に鍼灸が伝わったのは6世紀ごろ、飛鳥時代。仏教や漢方医学とともに、中国大陸や朝鮮半島から伝わったとされ、当時の医療として貴族や僧侶の間で広まりました。奈良時代には国家機関である「典薬寮」が設置され、鍼灸は正式な医学として認められるようになりました。
その後、江戸時代になると、視覚に障害を持つ方々による鍼灸治療が広まり、日本独自の流派が確立され、「鍼管」などの開発により、痛みが少ない繊細な治療が行われるようになりました。現在も日本の美容鍼や伝統的な鍼灸は、世界的にも評価されています。
現代では、肩こり・腰痛・自律神経の乱れなどの症状に対する治療法として注目され、医療機関やリラクゼーション施設でも取り入れられています。長い歴史を持つ鍼灸の効果を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか?
