1月20日(木)は大寒、一年で一番寒くなると言われている時期です。先日、都内でも雪が降りましたが、その前後に身体の痛みや違和感が出たという方がいたかもしれません。

寒さ(寒邪)で身体が冷やされると、痛みや不調が現れる事があります。血液の巡りが悪くなり、滞りを起こす瘀血(おけつ)と呼ばれる症状が原因で、手や足の筋肉が硬くなったり、関節がこわばり、動きづらくなるなどの反応が身体に現れます。

年を重ねると代謝が落ち、今までは気にもしなかった「冷え」によるトラブルが多く現れるようになります。身体の温かさを保つ寒さ対策はしっかり行って下さい。

 

寒さや食べ過ぎによる胃腸の不調で肌が荒れる・乾燥するなどのトラブルが起きる事があります。東洋医学では、食べ物が脾胃(胃腸などの消化器官)で消化される過程で身体に必要な水(涙、汗、唾液、リンパなどの元になるもの)・血が作り出され、その作られる量が足りなくなると肌の乾燥が起きると考えます

肌の乾燥を水・血の生成不足と考え、胃腸の働きを取り戻す治療を行います。保水・保湿のスキンケアにプラスして、お灸ケアも行いましょう。

胃腸の不調が原因の乾燥肌をケアするツボ

 

※お灸が無いときには、指で押してもオッケーです。「痛いけど気持ちいい」くらいの強さで、10~20秒の持続圧×3回を目安に行います。

 

太白(たいはく)→足の親指を曲げてできるシワの踵寄りにとります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足三里(あしさんり)→外側の膝の皿から、自分の指4本分足首に向かって下がった場所にとります。