春らしい暖かい日が続いています。来週の4月20日は『穀雨』

“春の柔らかな雨に農作物が潤う”という意味で、それまで不安定だった春の気候が安定し、種まきや田植え、春の花が次々と開花する頃といわれています。

身体にも次の季節への準備が必要です

東洋医学には『 天人合一(てんじんごういつ)』という考え方があります。人も自然の一部であり、自然界で起こる事は人間の身体でも起こりうるという捉え方です。

人間の身体も春になると、冬の間は蓄えていたエネルギーが外へ向かうようになり、活性化し力みなぎる時季であるとされていますが、体のケアが十分にできていないと、発散されるはずのエネルギーが身体に滞り、春の体調不良の原因になる事もあります。

 

さらに20日からは「春の土用」に入ります。土用とは、立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間のことをさします。季節と季節の変わり目なので、身体が疲れやすく、体調を崩しやすい時でもあります。穀雨以降は降雨量が多くなることから湿度が次第に高くなり、「皮膚のトラブル」「胃の不調」「神経痛」「関節の痛み」などを訴える方が多くみられます。

 

「身体が重だるい」「むくみが気になる」など。最近思い当たるような症状がでていれば、免疫力を上げ、巡りを改善できる鍼灸治療がおすすめです。