明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

今年の冬は温かく、過ごしやすい日が多いように感じますが、その温かさが嘘だったかのように、突然冷え込む日が続くなんて事もあります。冷え込む日が続くと辛くなるのが足の冷えです。「スカートを履くのをためらってしまう」「足先がなかなか温まらないし、冷たすぎて眠れない」といった症状でていませんか?

 

冷えの原因は様々ですが、血行不良や運動不足が考えられます。冷えと同時に、『頭痛』『肩こり』『目眩』といった症状が見られる事があります。これは東洋医学では、下半身が冷えてしまうと、本来下半身を巡るはずの熱が上半身に集まり、『頭痛、肩こり、目眩、吐き気』など、身体の上部の症状が引き起こされていると考えます。頭痛や肩こりが、足を温めただけで緩和するということもあるのです。また、下痢、便秘、頻尿、生理痛なども足の冷えが原因である場合が多いのです。

 

冷えがあるからといって、身体に痛みを感じるものではありません。気づかずに、もしくは気にせずに放置はしていませんか?冷えが原因で起きる症状が数多くあります。「冷え」侮るなかれです。

 

巡りをよくする足のツボ 『太衝(たいしょう)』

肝臓、筋肉、眼といった酷使が続くからだの部分と深い関係のある「肝経(かんけい)」という気が流れる道(経絡)に属するツボです。肉体疲労、精神的ストレス、眼精疲労、肝臓の疲れでもこのツボを押すと痛いことがあります。特に冷えでは、周りの皮膚よりも凹んだ感じがしたり、冷たさを感じる事があります。

足の甲にあり、親指と人さし指の骨の間を足首に向かって滑らせていき、凹みをかんじる場所にあります。

 

 

 

 

 

お灸による温めが効果的なツボですが、お灸が用意できなければ、お風呂の中で足を温めながら「3秒押しては3秒休む」を繰り返します。