朝晩に少し秋の気配が感じられるようになりました。8月23日は処暑、厳しい暑さの峠を越した頃をあらわします。この頃を境に、暑い夏とは違った身体のケアが必要になり始めます。

秋は身体の水分が不足しやすく、それが体調や慢性的な症状を悪化させてさる季節です。秋に向かい始めるこの時期には、潤いを保つと考えられている陰液(身体に存在する水分の総称)を補う事が大切になります。

薬膳では、酸味+甘味のある食べ物が陰(身体を潤すために必要な要素)を作り出すと考えられています。乾燥(肌・喉・眼)やのぼせ・ほてりが季節の変わり目に出やすい方は、甘酸っぱい食べ物・飲み物・フルーツなどを意識して食事に取り入れて下さい。秋に向けて今から準備を始めましょう。